光の谷間 アンテロープ・キャニオン
アメリカ合衆国 アリゾナ
一度写真雑誌で見た、深い谷間に一筋の光が落ちる光景。
それが見たくてラスベガス旅行時にオプション日帰りツアーとして行ってきたよ。
スタート地点
朝5時前にラスペガスを出発、途中のハンバーガー屋さんで夜明けを見て、バスで700キロ余り延々走り続けて現地ツアーオフィスみたいなところへ到着。
この辺はナバホ族の居留区で、管轄が変わるのと場所も砂漠の中のためバスでは入れないため乗り換えるとの事。
ここからの移動はジープ
乗り換えた車は、アメリカらしいでかいトラックの荷台にベンチを固定しただけの大胆な車、手すりはあるものの壁はないため思いっきり風を食らう。最初舗装されていた道も途中から砂漠に変わり砂埃を巻き上げてつつ結構飛ばす。
砂漠の景色って好きだな
アンテロープ・キャニオン入り口
アンテロープキャニオン入り口はこんな感じ、砂漠の中にある大岩の隙間。
まぶしい砂漠から、光遠き世界に入るから周囲がぜんぜん見えない、しばらくして目が慣れてくるとなかなかきれい。でもちょっと想像してたより地味かなぁとおもって写真に撮ってみたらびっくり!
どこを撮っても絵になる。不思議~
光差す谷間の形状になった理由
よく岩肌を見ると砂岩が水による侵食で独特の模様が入っていることがわかる、ガイドさんによると、時々鉄砲水が流れるとのこと。
砂漠の真ん中に!?と思うけど、上を見ると流されてきた流木が引っかかっていたりしてその痕跡が見られる。
後で調べた話だと、ここから離れた上流で降った雨が集まってきて、岩の隙間を抜ける時一気に水位を上げ鉄砲水になるとか。それを繰り返しこの谷が成形されたらしい。現地では雨が降ってなくても上流の雨で鉄砲水がおこる事が有り、死人が出る事もあるらしい。
上の写真はガイドさんが横で一生懸命砂を舞い上げてくれたもの絵にはなるけどこんな光景はありません。
細い道をずいぶんと歩いた気がしたけれど、全部で170mほどらしい。通路が狭いため観光客を避けて三脚を立てるのは難しいから一脚を立てて高感度のカメラでブレに気をつけて撮るとバッチリ。
ちょうど真昼ぴったり頃なら一筋の光が谷底まできれいに射すと思うのだが、残念ながら時間がずれていたので見れず。
でもとても印象にのこる場所でした。

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